ウチは2世帯住宅ですが、バリアフリーをほとんど意識せずに建ててしまいました。最初は問題ありませんでしたが、父母の足腰が弱くなって来ると「非バリアフリーの家」が父母にとってどんなに過酷かがよくわかります。
一番の問題は「玄関の段差」と「玄関前の外階段」です。
結論から言えば、家を建てる時に「スロープも一緒に作っておく」ことを強くお勧めします。自力歩行が難しくなった(または車椅子生活になった)時にとにかく役に立ちます。現実的に足腰が弱くなっていないときに、そのような事を考える事はなかなかできないと思いますが、ウチは母が自力歩行が難しくなってから、本当に「玄関」と「外階段」が「難関」になってしまいました。ゆっくりと上り下りすることはできますが、健常者が10秒で行き来できるところを5分近くかけています。なるべく母の「能力」を尊重するために私が「補助」しながら自力で上り下りしてもらっていますが、母は大変そうで辛そうです。
2世帯住宅は「年老いた父母と同居する」のですから、歩行が難しくなった時のことは事前に考えておくべきでしょう。